太る天然水

公務員を目指す人生の敗北者のブログ

モチベーションを上げる方法、2月18日に知ったこと

今まで色んなエライ心理学者さん達が「モチベーションを上げる方法」を頑張って研究してきたんだけど、今日はそれをまとめていくから息抜きに聞いてってくれ。

 

まず、フレデリック・テイラーさんが、「進捗を見える化したら、やる気になるんじゃね?」ってことで、科学的管理法を用いて工場の生産性を高めようとしたら、見事に業務効率が改善された例があるんですよ。一覧作って「今日の進捗は3p/28p!全部できたらアイスたべていいよ!」みたいなやつです。

で、それに対して「人間はそんな単純じゃねえ!」って異を唱えたのがジョージ・エルトン・メイヨーさんで、「人間はグループを組んで励ましあったり、対立チームがあるとやる気になる!」って非公式組織論を提唱しました。気の合う仲間で作業イプ組んだり、「逆cpより一冊でも多く!」って対抗心か。

で、「それもっと細かく分類できんじゃね?」って欲求五段階説を唱えたのが、我らがアブラハム・マズローさんです。人間には「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の段階があるので、それぞれに合ったごほうびがモチベーションのもとになるって考え方です。

そこに影響を受けたダグラス・マクレガーさんが、「3段階目までの欲求が強い時は、怠け者の側面が出る」とし、そんな時は、いわゆる「アメとムチ」が有効であると提唱しました。「飯を作れば飯が食える」みたいなもんだから、創作者はもっと高次の段階を求めた方が良い。

そこから更に、クリス・アージリスさんが、「人間は未成熟の状態から、成長を目指す生き物だ」と定義しました。人から与えられるごほうびで外から意欲を引き出されるより、自己実現欲求に向けて、本来人がそれぞれ持っている心のエネルギーを使った方が、めっちゃ効率ええんとちゃう?って理論です。

で、新たに実証実験から生まれたのがフレデリック・ハーズバーグさんの「人のモチベーションは、内容からくる満足感と、環境からくる不満に左右される」という二要因理論です。推し本を作るという内容に満足してても、同志が一人もおらんって環境に不満があったら、モチベは上がらないってことやね。

ハーズバーグさんの「心のエネルギー」は4つに分けられるよって言ったのがディビッド・C・マクレランドさんです。「達成」「権力」「親和」「回避」のどれかもしくは複数を満たしたくて、人間は行動するという理論です。推しジャンルの頂点という権力を手に入れたいのか…仲間と分かち合いたいのか…?

ここまでが人間の心の分析に重きが置かれた研究なんだけど、「それ絶対達成できるわ」って目標設定によってモチベは変わるんだよって言ったのが、エドウィン・ロックさんと、ゲイリー・レイサムさんでした。「前に3日で20p仕上げたから今回もできる」って自信がある人ほど、無茶苦茶な〆切を設ける。

まだあるよ。ステファン・ロビンスさんが広めた「期待理論」は、「行動が報酬につながる期待と、その成果が本人にとってどのくらい魅力的かで決まる」という内容でした。「私の出した本なんてどうせ売れない」ではモチベも上がらず、「私の行動によって世界に推しの本が増える(魅力的)」だと上がる。

期待理論は、「努力」×「成果」×「魅力」の掛け算で表すことができて、「めちゃくちゃ努力しないと達成できなくて、成果も期待できず、魅力もない」だとモチベーションが地の底になる。逆に全然努力の必要がない単調作業でもモチベは上がらない。背景描く努力はしたくないけど、推しの本が出る!(魅力)

これに関連して、「他人から期待されているとやる気になっちゃう」というピグマリオン効果という心理作用があります。フォロワーから「神絵師である○○さんの本は宝物です!新刊も楽しみにしてます!」とか言われたらやる気になっちゃう。

そんで最強なのが「○○ができるからすごい」じゃなくて「○○をしているからすごい」という評価がモチベーションを向上させるというコンピテンシー理論です。「絵が描けるから絵師はすごい!」じゃなくて、「今日も息しててえらい!」って言われると、頑張って息をしようとします。

いかがでしたでしょうか。モチベーションはモチベーションが上がるからモチベーションが上がるのです!すごいですね!

僕的にまとめると、「食う・寝る・休む」をきちんと行い、「励まし合える仲間」と共に作業イプなどをやりながら、「誰に求められなくてもこれを達成したい」って目標設定が大事かなと思います。そう、お前がママになるんだよ。原稿頑張ってください。